県庁舎など1週間全面禁煙
滋賀、愛煙家に不満も
《2017.05.31/京都新聞》
引用元/https://this.kiji.is/242647129917113852?c=39546741839462401
「世界禁煙デー」の31日、滋賀県が県庁舎と7合同庁舎の敷地内で1週間の全面禁煙を始めた。
健康増進を目的に実施したが、愛煙家の職員からは早くも不満が続出。
「急にやめろと言われても、禁煙できるもんじゃない」と反発の声が漏れ、職場の禁煙対応の難しさをうかがわせている。
大津市の県庁では、31日午前10時から敷地内の喫煙所3カ所すべてにバリケードを設け、来庁者も含めてたばこを吸えなくなった。6日いっぱいまで喫煙所を閉鎖するという。
愛煙家の職員からは「仕方ない。早く帰るようにする」と諦めの声がある一方、「集中できず、仕事が手に付かない」と頭を抱える職員も。
「ニコチン依存は健康保険も適用される病気。急に『やめろ』というだけでは解決しない」との声も聞かれ、県庁近くの喫煙所について情報交換する姿も見られた。
県健康寿命推進課は「県民の健康増進が目的で、今年は試験的に対策を一歩進めた。愛煙家の意見も聞きながら、今後の施策を検討したい」としている。
同課によると、県知事部局職員の喫煙率(2015年度)は男性19.6%、女性1.9%。県民の喫煙率は男性が29.1%、女性が4.0%で、全国平均(男性30.1%、女性7.9%)より低いという。
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